“町並”の読み方と例文
読み方割合
まちなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
震災前しんさいぜんには、この辺は帆村の縄張なわばりだったが、今ではすっかり町並まちなみ一新いっしんしてどこを歩いているものやら見当がつかなかった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
電車が通るようになれば自然町並まちなみも変るし、その上に市区改正もあるし、東京がじっとしている時は、まあ二六時中にろくじちゅう一分もないといっていいくらいです
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
きりの花のく時分であった。私は東北のSという城下町の表通りから二側目ふたかわめ町並まちなみを歩いていた。案内する人は土地の有志三四名と宿屋の番頭であった。
みちのく (新字新仮名) / 岡本かの子(著)