“まちなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町並91.7%
街並8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きりの花のく時分であった。私は東北のSという城下町の表通りから二側目ふたかわめ町並まちなみを歩いていた。案内する人は土地の有志三四名と宿屋の番頭であった。
みちのく (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私の村は県道に沿うた町並まちなみで、山も近くにあるのはほんの丘陵であったが、西に川筋かわすじが通って奥在所おくざいしょは深く、やはりグヒンサンの話の多い地方であった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
警部さんにつづいて私達も外をのぞいてみました。両側の家は、停電でもしているかのように真暗まっくらです。しかしヘッド・ライトに照らされて街並まちなみがやっと見えます。ああ、何たる惨状さんじょうでしょうか。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)