“震災前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんさいぜん75.0%
しんさいまえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
震災前しんさいぜんには、この辺は帆村の縄張なわばりだったが、今ではすっかり町並まちなみ一新いっしんしてどこを歩いているものやら見当がつかなかった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
最近さいきんは……もつと震災前しんさいぜんだが……土橋どばしのガードした護謨輪ごむわさつふうちに、アツとおもふとわたしはポンとくるまそと眞直まつすぐつて、車夫わかいしゆ諸膝もろひざで、のめつてた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そのなかでも、とうさんにれられて震災前しんさいまえ丸善まるぜんったときってもらって人形にんぎょうは、一番いちばんながくあった。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)