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諸膝
ふりがな文庫
“諸膝”の読み方と例文
読み方
割合
もろひざ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もろひざ
(逆引き)
女はあっと云って、
緊
(
し
)
めた手綱を一度に
緩
(
ゆる
)
めた。馬は
諸膝
(
もろひざ
)
を折る。乗った人と共に
真向
(
まとも
)
へ前へのめった。岩の下は深い
淵
(
ふち
)
であった。
夢十夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
最近
(
さいきん
)
は……
尤
(
もつと
)
も
震災前
(
しんさいぜん
)
だが……
土橋
(
どばし
)
のガード
下
(
した
)
を
護謨輪
(
ごむわ
)
で
颯
(
さつ
)
と
言
(
い
)
ふうちに、アツと
思
(
おも
)
ふと
私
(
わたし
)
はポンと
俥
(
くるま
)
の
外
(
そと
)
へ
眞直
(
まつすぐ
)
に
立
(
た
)
つて、
車夫
(
わかいしゆ
)
は
諸膝
(
もろひざ
)
で、のめつて
居
(
ゐ
)
た。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そこを敵中の一将
牛金
(
ぎゅうきん
)
が、首を掻こうと駈けてくるのを、呉の
丁奉
(
ていほう
)
、
徐盛
(
じょせい
)
らが、馬の
諸膝
(
もろひざ
)
を
薙
(
な
)
ぎ払って牛金を防ぎ落し、周瑜の体をひっかついで呉の陣中へ逃げ帰った。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諸膝(もろひざ)の例文をもっと
(7作品)
見る
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
膝
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
“諸”で始まる語句
諸
諸共
諸手
諸声
諸君
諸人
諸方
諸々
諸国
諸肌
“諸膝”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
夏目漱石
吉川英治