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震災前
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しんさいぜん
ふりがな文庫
“
震災前
(
しんさいぜん
)” の例文
震災前
(
しんさいぜん
)
には、この辺は帆村の
縄張
(
なわば
)
りだったが、今ではすっかり
町並
(
まちなみ
)
が
一新
(
いっしん
)
してどこを歩いているものやら見当がつかなかった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
最近
(
さいきん
)
は……
尤
(
もつと
)
も
震災前
(
しんさいぜん
)
だが……
土橋
(
どばし
)
のガード
下
(
した
)
を
護謨輪
(
ごむわ
)
で
颯
(
さつ
)
と
言
(
い
)
ふうちに、アツと
思
(
おも
)
ふと
私
(
わたし
)
はポンと
俥
(
くるま
)
の
外
(
そと
)
へ
眞直
(
まつすぐ
)
に
立
(
た
)
つて、
車夫
(
わかいしゆ
)
は
諸膝
(
もろひざ
)
で、のめつて
居
(
ゐ
)
た。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
両国
(
りやうごく
)
の鉄橋は
震災前
(
しんさいぜん
)
と変らないといつても
差支
(
さしつか
)
へない。唯鉄の
欄干
(
らんかん
)
の一部はみすぼらしい木造に変つてゐた。この鉄橋の出来たのはまだ僕の小学時代である。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蒸暑
(
むしあつ
)
いのが
續
(
つゞ
)
くと、
蟋蟀
(
こほろぎ
)
の
聲
(
こゑ
)
が
待遠
(
まちどほ
)
い。……
此邊
(
このあたり
)
では、
毎年
(
まいねん
)
、
春秋社
(
しゆんじうしや
)
の
眞向
(
まむか
)
うの
石垣
(
いしがき
)
が
一番
(
いちばん
)
早
(
はや
)
い。
震災前
(
しんさいぜん
)
までは、
大
(
たい
)
がい
土用
(
どよう
)
の
三日
(
みつか
)
四日
(
よつか
)
めの
宵
(
よひ
)
から
鳴
(
な
)
きはじめたのが、
年々
(
ねん/\
)
、やゝおくれる。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
震
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
災
常用漢字
小5
部首:⽕
7画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“震災”で始まる語句
震災
震災後
震災防止
震災地
震災國
震災豫防調査會