“隨(ずい)” の例文
新字:随
つね/″\寳(たから)のやうに大事(だいじ)がりて、身(み)につく物(もの)の隨(ずい)一好(す)き成(な)りし手綱染(たづなぞめ)の帶(おび)あげも其(その)まゝに有(あり)けり、いつも小遣(こづが)ひの入(い)れ塲處(ばしよ)なる鏡臺(きようだい)の引出(ひきだ)しを明(あ)けて見(み)るに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
年(とし)は隨(ずい)一若(わか)けれども客(きやく)を呼(よ)ぶに妙(めう)ありて、さのみは愛想(あいさう)の嬉(うれ)しがらせを言(い)ふやうにもなく我(わが)まゝ至極(しごく)の身(み)の振舞(ふるまい)、少(すこ)し容貌(きりよう)の自慢(じまん)かと思(おも)へば小面(こづら)が憎(に)くいと蔭口(かげぐち)いふ朋輩(はうばい)もありけれど
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)