“焮衝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんしょう85.7%
きんしやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある種の焮衝きんしょうから起こって人体のうちにできてくるあの皮膜のように、各種の秘密結社の網の目は全土にひろがり始めていた。
突然私の顔の右側に、あたってきたものがありました。すると、その部分に焮衝きんしょうが起って、かっと燃え上ったように熱っぽく感じました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
一方の眼は焮衝きんしやうを起して、そつちの方も矢つ張りお見えになりません。あの方は、もうどうすることもお出來になりません。まつたく——盲目めくら不具者かたはものなのですから。