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焮衝
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きんしょう
ふりがな文庫
“
焮衝
(
きんしょう
)” の例文
ある種の
焮衝
(
きんしょう
)
から起こって人体のうちにできてくるあの皮膜のように、各種の秘密結社の網の目は全土にひろがり始めていた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
突然私の顔の右側に、
打
(
ぶ
)
ち
衝
(
あた
)
ってきたものがありました。すると、その部分に
焮衝
(
きんしょう
)
が起って、かっと燃え上ったように熱っぽく感じました。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
まだ
焮衝
(
きんしょう
)
が残っているらしく、こころもち
潮紅
(
ちょうこう
)
したまま
萎
(
しな
)
び
潰
(
つぶ
)
れていて、乳首と
肋
(
あばら
)
とを間近く引き寄せた縫い目の処には、黒い血の
塊
(
かたまり
)
がコビリ着いたまま
一足お先に
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
田舎を旅行していると、このような旅廻りの床屋がある程度まで原因となっている眼病の流行に気がつく——
白障眼
(
そこひ
)
、
焮衝
(
きんしょう
)
を起した
眼瞼
(
まぶた
)
、めっかち、盲人等はその例である。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
実際
(
じっさい
)
わたしは胸にはげしい
焮衝
(
きんしょう
)
(焼きつくような感じ)を感じた。病気は
肺炎
(
はいえん
)
であった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
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暗黒星に突き破られた太陽の傷口が、恐ろしい
焮衝
(
きんしょう
)
を起こして火炎を吐くのだ。
暗黒星
(新字新仮名)
/
シモン・ニューコム
(著)
ほとんど音が意識出来ないほど、むしろ器官の限度を超絶したものが襲い掛ってきて、それが内耳に、燃え上るような
焮衝
(
きんしょう
)
を起したのだよ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
焮
部首:⽕
12画
衝
常用漢字
中学
部首:⾏
15画
“焮衝”で始まる語句
焮衝性