“きんしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
欣賞25.0%
焮衝25.0%
金漿25.0%
金閶25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釜の話は此手紙の中で最も欣賞きんしやうすべき文章である。叙事は精緻せいちを極めて一の剩語じようごをだに著けない。實につて文をる間に、『そりや釜の中よ』以下の如き空想の發動を見る。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
一方の眼は焮衝きんしやうを起して、そつちの方も矢つ張りお見えになりません。あの方は、もうどうすることもお出來になりません。まつたく——盲目めくら不具者かたはものなのですから。
両腕はまさに脱ける様だ。斯くして持ち込まれた水は、細君さいくん女中ぢよちうによつて金漿きんしやう玉露ぎよくろと惜み/\使はれる。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
或時金閶きんしやうから舟に乗り、江右に往く、道に毘陵を経て、唐太常に拝謁を請ひ、そして天下有名の彼の定鼎の一覧を需めた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)