“不具車”の読み方と例文
読み方割合
かたわぐるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キリキリと小車輪おぐるまの軋る、錐を揉むような幽かな音が、木立ちの間から聞こえて来、紫陽花色あじさいいろの暁の微光の中へ、片手に五歳いつつばかりの女のの手をひき、片手に不具車かたわぐるま手綱たづなをひいた
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)