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毛筋棒
ふりがな文庫
“毛筋棒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けすじ
50.0%
けすき
25.0%
けすぢぼう
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けすじ
(逆引き)
お妾は
抜衣紋
(
ぬきえもん
)
にした
襟頸
(
えりくび
)
ばかり驚くほど真白に塗りたて、浅黒い顔をば拭き込んだ
煤竹
(
すすだけ
)
のようにひからせ、
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しの
両鬢
(
りょうびん
)
へ
毛筋棒
(
けすじ
)
を挿込んだままで
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
毛筋棒(けすじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
けすき
(逆引き)
汲
(
く
)
みかえる水の音に、わたくしの言うことが聞えなかったのか、又は聞えない振りをしたのか、女は何とも答えず、肌ぬぎのまま、鏡台の前に坐り
毛筋棒
(
けすき
)
で
鬢
(
びん
)
を上げ、肩の方から白粉をつけ初める。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
毛筋棒(けすき)の例文をもっと
(1作品)
見る
けすぢぼう
(逆引き)
形
(
かた
)
に
御殿形
(
ごてんがた
)
、お
初形
(
はつがた
)
、歌舞伎形などありと知るべし。次には櫛なり、
差櫛
(
さしぐし
)
、
梳櫛
(
すきぐし
)
、
洗櫛
(
あらひぐし
)
、
中櫛
(
なかざし
)
、
鬢掻
(
びんかき
)
、
毛筋棒
(
けすぢぼう
)
いづれも
其一
(
そのいち
)
を
掻
(
か
)
くべからず。また、
鬢附
(
びんつけ
)
と
梳油
(
すきあぶら
)
と水油とこの三種の油必要なり。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
毛筋棒(けすぢぼう)の例文をもっと
(1作品)
見る
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
筋
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
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長谷川時雨
泉鏡花