“けすき”の漢字の書き方と例文
語句割合
毛筋棒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みかえる水の音に、わたくしの言うことが聞えなかったのか、又は聞えない振りをしたのか、女は何とも答えず、肌ぬぎのまま、鏡台の前に坐り毛筋棒けすきびんを上げ、肩の方から白粉をつけ初める。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)