“猪八戒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょはっかい80.0%
ちよはつかい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中部地方と北上するにしたがって猪八戒ちょはっかい以下になり、関東あたりから急速に下落して、奥州へくると、全然河童には神通力がない。
すこし、はめがはずれると、猪八戒ちょはっかいのように酔ってしまう。酔うと寝てしまうのが露八の癖でもあった。手の甲によだれがながれている。ふなべりに倚りかかって、前後も不覚なのである。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
和出來わでき猪八戒ちよはつかい沙悟淨さごじやうのやうな、へんなのが二人ふたりしやち城下じやうかころちて、門前もんぜんときつたつて、みぎ度胸どきようだからまでおびえまいよ。紹介せうかいをしよう。……(かくはま)にも。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つまり猪八戒ちよはつかいと子路の合ひの子なので、猪八戒の勢力範囲が旺勢だから、天竺てんじくへ辿りつかずに、あつちの女の子に目尻を下げ、こつちの女の子の手を握り、あべこべに縛りあげられて、助けてくれ
私の小説 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)