“ウシ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:うし
語句割合
丑刻50.0%
ベゴ16.7%
16.7%
雨師16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丑刻ウシに、靜謐の頂上に達したウツは、其が過ぎると共に、俄かに物音が起る。月の、空を行く音すら聞えさうだつた四方の山々の上に、まづ木の葉が音もなくうごき出した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
子ガニに加勢をしたのは、臼と、トチの実と、ベゴウシの糞と、クリのいがであった。それらがサルの家にいって待伏せしていた。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
其で思ひ合せられるのは、此頃ちよく/\、からウシの間に、里から見えるこのあたりのに、光り物がしたり、時ならぬ一時颪イツトキオロシの凄い唸りが、聞えたりする。今までつひに聞かぬこと。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)