丑刻ウシ)” の例文
丑刻ウシに、靜謐の頂上に達したウツは、其が過ぎると共に、俄かに物音が起る。月の、空を行く音すら聞えさうだつた四方の山々の上に、まづ木の葉が音もなくうごき出した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
丑刻ウシに、靜謐の頂上に達したウツは、其が過ぎると共に、俄かに物音が起る。月の、空を行く音すら聞えさうだつた四方の山々の上に、まづ木の葉が音もなくうごき出した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
丑刻ウシに、静謐セイヒツの頂上に達したウツは、其が過ぎると共に、俄かに物音が起る。月の、空を行く音すら聞えさうだつた四方の山々の上に、まづ木の葉が音もなくうごき出した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)