“うしどき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丑時66.7%
丑刻33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カーン、カーン、——水にひびくようなさびしい音。時刻番じこくばん丑時うしどき(午前二時から三時の間)のらせ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丑童子うしどうじまだら御神おんかみ、と、一心に念じて、傍目わきめらないで、みつめていると、その丑の年丑の月丑の日の……丑時うしどきになると、その鏡に、……前世から定まった縁の人の姿が見える
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そいつは大きに当惑します。何しろもう夜半よなか丑刻うしどき、これからあの方を連れ出しても泊めてくれる宿屋はありません」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)