“やつどき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丑刻50.0%
未刻25.0%
晡時25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはもう眞夜中過ぎの丑刻やつどき近い頃です。
相良の方へ參らんと存じ島田より馬をやと未刻やつどきすぎ同所を出立いた河袋かはぶくろと申處迄は私し儀馬に附添つきそひ參りたるが山王の宮脇にて小便を致し居る中見失ひ候に付後を追掛おひかけしに上新田村の土手に右の馬はくさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
開き呵々から/\と打笑はれ我今朝よりの吟味につかれしにや居眠ゐねぶり居て只今汝が申せしこと委敷くはしくは聞取り得ざりし然りながら此程召捕めしとらへたる吾助と云る者は今日白状に及びたるが死罪しざいに成べき程の罪にもあらず依て明後日みやうごにち未刻やつどき追放つゐはう申付る筈なり汝等が尋ぬる吾助とやらは必定ひつぢやうちがひならんうたが
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
晡時やつどきの菓子をねだつたり、駄々をこねて見たりする元気もなくなつてしまつた。
冬の夜がたり (新字旧仮名) / 永井荷風(著)