“御上洛”の読み方と例文
読み方割合
ごじょうらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
善鸞様御上洛ごじょうらくのみぎりにも、私は間違いがあってはならないと思って幾度あの人を戒めたか知れません。私をかろく見ています。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
お見送りの出来ないのがただ名残なごしゅうぞんじます。けれど金子は、明朝御出立のまぎわ迄に、必ずお手許まで届けさせます故、家事など此儘このまま後顧こうこなく御上洛ごじょうらくくださいまし。
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三年うしの八月、将軍家重公いえしげこう御上洛ごじょうらく。同年芳江比巴国山兎狩御出。
ひとごろし (新字新仮名) / 山本周五郎(著)