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嬲殺
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なぶりごろ
ふりがな文庫
“
嬲殺
(
なぶりごろ
)” の例文
此の色目で男を
悩
(
なやま
)
したかとお村をズタ/\に斬り、
汝
(
われ
)
は此の口で文治郎に悪口を
吐
(
つ
)
いたかと
嬲殺
(
なぶりごろ
)
しにして、其の儘脇差を
投
(
ほう
)
り出し
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
わたくしは怖いものに
出会
(
でくわ
)
しました、怖ろしいことをして、人を
嬲殺
(
なぶりごろ
)
しにしているお方がありました、その方が、つまり今夜、尺八を吹いて
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
夜昼なしの十年間の苦しみでした。ウウウーと唸る声は夫の死後八年の今でも私の耳の底に響いて聞えます。憎むべき戦争! 私の夫を
嬲殺
(
なぶりごろ
)
しにしました。
母と娘
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
全く意気地無し——といっては済みませんけれど、ほんとうに
歯痒
(
はがゆ
)
いほど気の弱い人です。お内儀さんは、浅吉さんを、こんな山の中へ連れて来て
嬲殺
(
なぶりごろ
)
しにしているのです。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
嬲
漢検1級
部首:⼥
17画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“嬲”で始まる語句
嬲
嬲物