“斎院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいいん80.0%
さいいんの20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いきどおろしい、竹童の心はのごとくたぎりたって、こうさけびながら方角ほうがくもさだめず、裏宮うらみやのおどうめぐり、いましも、斎院さいいんの前まであるいてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのころ前代の加茂かも斎院さいいんがおやめになって皇太后腹の院の女三の宮が新しく斎院に定まった。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
陪膳ばいぜんの者は斎院さいいんの次官親義ちかよし、五位の一人が膳部を取りつぐ役を勤めた。馬三頭が贈られ、その一頭には鞍がおかれてあった。これを引くのは大宮の侍工藤くどう一郎祐経すけつねである。