“さいいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斎院80.0%
寨員20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日までの唯一の手がかりは、『延喜式』六、斎院さいいんに「螻䒾」、同十五、内蔵に「螻蓑」とあるのみである。蓑を着た様が、短い硬い羽を有つけらの姿に似た所から来たのであろう。
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かねチャンギリもきうきとして、風流小袖ふうりゅうこそで老幼男女ろうようなんにょが、くることくること、帰ること帰ること、今宮神社いまみやじんじゃの八神殿しんでんから、斎院さいいん絵馬堂えまどう矢大臣門やだいじんもん、ほとんどりなすばかりな人出ひとでである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七千の泊兵は、寨員さいいんの大半である。なぜにこんな山軍をうごかすかというに、相手の高廉こうれんはただの奉行ではない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)