“絵馬堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えまどう83.3%
ヱマダウ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ふーむ、なかなかいい女だ。一角がそういうなら、おれが様子を見に行ってやるから、しばらく、向うの絵馬堂えまどうで待っていねえ」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神社の境内に在るものでわたくしの興をひくのは絵馬堂えまどう神楽堂かぐらどうばかりである。絵馬堂は奉納の絵額と俳諧の献句が見られ、神楽の催しには仮面の可笑味がある故である。
仮寐の夢 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
木津では既に電線に障るとの理由で其柱も切られ、今では八阪社の絵馬堂ヱマダウの柱となつて了うたのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)