“老幼男女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうようだんじよ50.0%
ろうようなんにょ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか村民そんみんあひだにはかういふ非常時ひじようじたいする訓練くんれんがよく行屆ゆきとゞいてゐたとえ、老幼男女ろうようだんじよ第一だいいち火災防止かさいぼうしつとめ、ときうつさず人命救助じんめいきゆうじよ從事じゆうじしたのであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これ老幼男女ろうようだんじよ區別くべつはず、一齊いつせい災害防止さいがいぼうし努力どりよくしなければならない所以ゆえんである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かねチャンギリもきうきとして、風流小袖ふうりゅうこそで老幼男女ろうようなんにょが、くることくること、帰ること帰ること、今宮神社いまみやじんじゃの八神殿しんでんから、斎院さいいん絵馬堂えまどう矢大臣門やだいじんもん、ほとんどりなすばかりな人出ひとでである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
部落の家には、みな人穴城ひとあなじょう残党ざんとうがおしこみ、衣食をうばわれた善良な村人むらびとは、老幼男女ろうようなんにょ、のこらず裸体はだかにされて、森のなかに押しこめられている。まことにこれ、白昼の大公盗だいこうとう、目もあてられぬ惨状さんじょうだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)