“工藤”の読み方と例文
読み方割合
くどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともあれ、先に六波羅が発した飛馬ひばは、すでに事を鎌倉表に報じており、幕府は即刻、工藤くどう右衛門次郎じろう諏訪三郎兵衛すわさぶろうひょうえの両使を、都へ急派した。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陪膳ばいぜんの者は斎院さいいんの次官親義ちかよし、五位の一人が膳部を取りつぐ役を勤めた。馬三頭が贈られ、その一頭には鞍がおかれてあった。これを引くのは大宮の侍工藤くどう一郎祐経すけつねである。
ただ測量そくりょう園芸えんげいが来ないとか云っていた。あしたは日曜だけれどもくならないうちに買いに行こう。僕は国語と修身しゅうしんは農事試験場へ行った工藤くどうさんからゆずられてあるからのこりは九さつだけだ。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)