“安斎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんさい60.0%
あんざい40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(此書は今天保十年より五百廿年前元亨二年東福寺の虎関和尚の作なり)かゝる奇怪の事を記すは仏者の筆癖ふでくせなりと、安斎あんさい先生もいへり。
もと稲村いなむら氏で漁村の門人となり、後に養われて子となったのである。文政七年のうまれで、抽斎の歿した時、三十五歳になっていた。栲窓は名を直寛ちょくかんあざな士栗しりつという。通称は安斎あんさいのち父の称安政あんせいいだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ソウタシンダ スグ カエレアンという、安斎あんざいの旦那からの電報でびっくりして駈けつけると、しきいをまたぐや否やいきなり旦那に言い渡された。
和紙 (新字新仮名) / 東野辺薫(著)
同藩の士安斎あんざい十郎兵衛じゅうろべえ嘉兼よしかねこれがこの口論の相手である。
寛永相合傘 (新字新仮名) / 林不忘(著)