“いみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イミ
語句割合
意味70.2%
21.3%
2.1%
2.1%
1.4%
靈妙0.7%
微妙0.7%
意見0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これもなんの目的もくてきのために出來できたものであるかはわかりませんが、やはり宗教的しゆうきようてき意味いみをもつてつくられたものであらうとおもはれます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
御息所みやすどころいみがもう済んだだろうね。時はずんずんとたつからね。私が遁世とんせいの望みを持ち始めた時からももう三十年たっている。味気ないことだ。
源氏物語:40 夕霧二 (新字新仮名) / 紫式部(著)
権兵衛の伴れている下僚したやく武市総之丞たけちそうのじょうと云う男であった。総之丞は簣の一群ひとむれをやりすごしておいて、いみありそうに権兵衛を見た。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
神主様達が揃って品川へおでになり、海で水祓みそぎをなさいまして、それから当日までいみにおこもりで、そういう縁故から品川の漁師達も、取立ての魚を神前へお供えに持って参りまするが
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
勿論「野分の又の日こそいみじう哀れなれ」と清少納言が書いた様な平安朝の奥ゆかしい趣味は今の人にも伝はつて居るから、野分と云ふみやびた語の面白味を感じないことは無いが
台風 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
下界げかいものとしてはあま靈妙いみじい! あゝ、あのひめ女共をんなども立交たちまじらうてゐるのは、ゆきはづかしい白鳩しらはとからすむれりたやう。
さらなに一種宛ひとくさづゝ靈妙いみじいことなる效能かうのうのある千しゅしゅ吸出すひいだす。
微妙いみじくもまたあて瞑目めつぶりながら
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
同じ干支えとに生れた同年の者が交際するには干支の兄、干支の弟という意味で庚兄こうけい庚弟こうていと呼びあい、その子や甥などは干支のおじさんという意見いみで、それを庚伯こうはくと呼ぶの風習があった。
水莽草 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いみ精進さうじ懺悔くひのひと
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)