“モノイミ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ものいみ
語句割合
団体的謹慎25.0%
25.0%
物忌25.0%
禁欲生活25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、七月盆の時期に、都邑の少女たちが行うた、団体的謹慎モノイミの間の行事たる群行・群舞或は、其間の聖地礼拝などから出た民俗が、大変な結果を生んだと言へよう。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
日のモノイミ天道テンタウを祀るものなるべく「千早ふる卯月八日は吉日よ、かみさげ虫の成敗ぞする」
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
端午の節供でもあるが、同時に昔の御霊会ゴリヤウヱに関係があつたらしい。五日の日の事にはなつてゐるが、日本の農村では、五月一月が最重大な物忌モノイミの月であつた。謹んだ上にも虔まねばならぬ月である。
芸能民習 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其処で、ある期間の禁欲生活モノイミを経た若者たちは、その解放を意味する儀礼としての祭祀において、神群行の聖劇を行つた。行道或は地霊克服を内容としての演劇であつた。