ものいみ)” の例文
旧字:
当時道家には中気真術と云うものを行うならいがあった。毎月朔望さくぼうの二度、予め三日のものいみをして、所謂いわゆる四目四鼻孔云々うんぬんの法を修するのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
仏法が我が国に伝わり、殺生を忌み、血腥い事を嫌う様になっては、すでに大宝令にもものいみの間臨時に肉を避けるという事もあったけれども、それはただ臨時の禁であった。
「エタ」名義考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)