“頓興”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とんきょう83.3%
とんきょ11.1%
とんきよう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つかつかと駈(か)け寄って、背後(うしろ)から、ちょうど橋の真中へその一組のかかったのを、やあ、と私あ嬉し紛れに頓興(とんきょう)な声を懸けました。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
次の間にいたお梅が、「あれ危ない。吉里さんの花魁、危のうござんすよ」と、頓興(とんきょ)な声を上げたので、一同その方を見返ると、吉里が足元も定まらないまで酔ッて入ッて来た。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
彼(かれ)は晝(ひる)には室内(しつない)を窓(まど)から窓(まど)に往來(わうらい)し、或(あるひ)はトルコ風(ふう)に寐臺(ねだい)に趺(あぐら)を坐(か)いて、山雀(やまがら)のやうに止(と)め度(ど)もなく囀(さへづ)り、小聲(こゞゑ)で歌(うた)ひ、ヒヽヽと頓興(とんきよう)に笑(わら)ひ出(だ)したり爲(し)てゐるが、夜(よる)に祈祷(きたう)をする時(とき)でも、猶且(やはり)元氣(げんき)で
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)