“とんきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頓狂85.1%
頓興12.4%
頓驚2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、ムーさんだわね、向うから二番目に、キミちゃん、まだ寝ているわ」と女給頭のお富が彼の膝頭ひざがしらの辺から頓狂とんきょうな声をあげた。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
眉の濃い、眼の可愛い、倔強くっきょうな田舎者らしい骨格をしながら色の少しあおい、真面目まじめな様で頓興とんきょうな此十七の青年と、著者の家族は大分懇意になった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
むかしの浅草には「十二階」という頓驚とんきょうなものが突ッ立っていた。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)