“とんきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頓狂93.8%
頓驚6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八五郎は頓狂とんきやうな聲を出しました。眞白なものが、格子を潜つて、暗い廊下を突つ切つたのです。
すると、例の若い女は急に頓狂とんきやうな声で笑ひ出し、そして、口早に軽侮の言葉を射放つた——
アリア人の孤独 (新字旧仮名) / 松永延造(著)
折から矢部やべと云ふ発送係の男、頓驚とんきやうなる声を振り立てて、新聞出来しゆつたいを報ぜしにぞ「其れツ」と一同先きを争うてせ出だせり、村井のみ悠々いう/\として最後にしついでて行けり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)