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興
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きやう
ふりがな文庫
“
興
(
きやう
)” の例文
思へば
風前
(
ふうぜん
)
の
燈
(
ともしび
)
に似たる平家の運命かな。一門
上下
(
しやうか
)
花
(
はな
)
に
醉
(
ゑ
)
ひ、月に
興
(
きやう
)
じ、
明日
(
あす
)
にも
覺
(
さ
)
めなんず榮華の夢に、
萬代
(
よろづよ
)
かけて行末祝ふ、武運の程ぞ淺ましや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
嬋娟哥妓
(
うつくしきげいしや
)
袖をつらね、
素手
(
そしゆ
)
弄糸
(
いとをろうし
)
朱唇
(
しゆしん
)
謡曲
(
きよくをうたふ
)
迦陵頻伽
(
かりやうびんが
)
の
声
(
こゑ
)
、
外面如𦬇
(
げめんによぼさつ
)
の
色
(
いろ
)
興
(
きやう
)
を
添
(
そゆ
)
れば、
地獄谷
(
ぢごくだに
)
遽然
(
たちまち
)
極楽世界
(
ごくらくせかい
)
となれり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
鞠
(
まり
)
なげ、
繩
(
なわ
)
とびの
遊
(
あそ
)
びに
興
(
きやう
)
をそへて
長
(
なが
)
き
日
(
ひ
)
の
暮
(
く
)
るゝを
忘
(
わす
)
れし、
其折
(
そのをり
)
の
事
(
こと
)
とや、
信如
(
しんによ
)
いかにしたるか
平常
(
へいぜい
)
の
沈着
(
おちつき
)
に
似
(
に
)
ず、
池
(
いけ
)
のほとりの
松
(
ま
)
が
根
(
ね
)
につまづきて
赤土道
(
あかつちみち
)
に
手
(
て
)
をつきたれば
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何だか、女の美が、拵え物にすぎないやうな
興
(
きやう
)
ざめを持つ。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
技
(
わざ
)
の
手振
(
てぶり
)
の
戯
(
ざれ
)
ばみに、
笑
(
ゑ
)
み
廣
(
ひろ
)
ごりて
興
(
きやう
)
じ
合
(
あ
)
ふ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
▼ もっと見る
嬋娟哥妓
(
うつくしきげいしや
)
袖をつらね、
素手
(
そしゆ
)
弄糸
(
いとをろうし
)
朱唇
(
しゆしん
)
謡曲
(
きよくをうたふ
)
迦陵頻伽
(
かりやうびんが
)
の
声
(
こゑ
)
、
外面如𦬇
(
げめんによぼさつ
)
の
色
(
いろ
)
興
(
きやう
)
を
添
(
そゆ
)
れば、
地獄谷
(
ぢごくだに
)
遽然
(
たちまち
)
極楽世界
(
ごくらくせかい
)
となれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
双坡楼
(
そつはろう
)
扇
(
あふぎ
)
をいだして
余
(
よ
)
に
句
(
く
)
を
乞
(
こ
)
ふ、妓も
持
(
もち
)
たる扇を
出
(
いだ
)
す。京水画をなし、余
即興
(
そくきやう
)
を
書
(
しよ
)
す。これを見て
岩居
(
がんきよ
)
をはじめおの/\
壁
(
かべ
)
に
句
(
く
)
を
題
(
だい
)
し、
更
(
さら
)
に
風雅
(
ふうが
)
の
興
(
きやう
)
をもなしけり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
双坡楼
(
そつはろう
)
扇
(
あふぎ
)
をいだして
余
(
よ
)
に
句
(
く
)
を
乞
(
こ
)
ふ、妓も
持
(
もち
)
たる扇を
出
(
いだ
)
す。京水画をなし、余
即興
(
そくきやう
)
を
書
(
しよ
)
す。これを見て
岩居
(
がんきよ
)
をはじめおの/\
壁
(
かべ
)
に
句
(
く
)
を
題
(
だい
)
し、
更
(
さら
)
に
風雅
(
ふうが
)
の
興
(
きやう
)
をもなしけり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これは小千谷の下た町といふ所の
酒楼
(
しゆろう
)
に
居
(
を
)
る
酌採
(
しやくとり
)
の
哥妓
(
げいしや
)
どもなり、
岩居
(
がんきよ
)
朋友
(
はういう
)
と
計
(
はか
)
りて
竊
(
ひそか
)
に
此
(
こゝ
)
に
招
(
まねき
)
おきて
余
(
よ
)
に
興
(
きやう
)
させん
為
(
ため
)
とぞ。
渠
(
かれ
)
は狐にあらずして
岩居
(
がんきよ
)
に
魅
(
ばか
)
されたるなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これは小千谷の下た町といふ所の
酒楼
(
しゆろう
)
に
居
(
を
)
る
酌採
(
しやくとり
)
の
哥妓
(
げいしや
)
どもなり、
岩居
(
がんきよ
)
朋友
(
はういう
)
と
計
(
はか
)
りて
竊
(
ひそか
)
に
此
(
こゝ
)
に
招
(
まねき
)
おきて
余
(
よ
)
に
興
(
きやう
)
させん
為
(
ため
)
とぞ。
渠
(
かれ
)
は狐にあらずして
岩居
(
がんきよ
)
に
魅
(
ばか
)
されたるなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“興”の解説
興(こう)または倭 興(わ こう、生没年不詳)は、5世紀中頃(古墳時代中期)の倭王倭王興(日本人名大辞典)。「倭王興」とも倭王興(日本人名大辞典)。
済の子・武の兄で、「倭の五王」の1人。第20代安康天皇に比定する説が有力視されるが、市辺押磐皇子 、木梨軽皇子に比定する説もある。
(出典:Wikipedia)
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
“興”を含む語句
興味
興奮
感興
遊興
興行
不興
元興寺
清興
酔興
頓興
一興
復興
興趣
中興
即興
細川忠興
興行師
昼興行
勃興
興津
...