“興趣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうしゅ75.0%
おもむき12.5%
きやうしゆ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待っている間少し工夫して見たが、一句もまとまらないうちに、橋本が筆と墨をかかえて出て来たので興趣きょうしゅは破れてしまった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
外国人の大きな曲馬団が来て、天幕を張り、夜になると太いまきを積みあげて炎をたてるのが、下町そだちの子供に、どんなにエキゾチックな興趣おもむきを教えこんだであろう。
雖然周三は、其れにすら何等の不滿を感ぜず、したと胃の腑の欲望よくぼうを充すよりも、寧ろ胸にゆたかな興趣きやうしゆくのを以つて滿足した。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)