“興行物”の読み方と例文
読み方割合
こうぎょうもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日をきめて興行物こうぎょうもの一さいをさしひかえ各戸かくこに半旗を上げて、日本の不幸に同情をひょうし、義えん金を集めました。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
元来江戸演劇は時代の流行に従ひ情死喧嘩等の社会一般の事件を仕組みて衆庶の娯楽に供せし通俗なる興行物こうぎょうものたりしといへどもこれは全く鎖国時代の事にして
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
このみなみくにあつ午後ごごのこと、まちのはずれの広場ひろばでいろいろと手品てじなや、うたや、おどりなどをしてみせている興行物こうぎょうものがありました。そのなかには、このしろいくまのダンスもじっていました。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)