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興行物
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こうぎょうもの
ふりがな文庫
“
興行物
(
こうぎょうもの
)” の例文
日をきめて
興行物
(
こうぎょうもの
)
一さいをさしひかえ
各戸
(
かくこ
)
に半旗を上げて、日本の不幸に同情を
表
(
ひょう
)
し、義えん金を集めました。
大震火災記
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
元来江戸演劇は時代の流行に従ひ情死喧嘩等の社会一般の事件を仕組みて衆庶の娯楽に供せし通俗なる
興行物
(
こうぎょうもの
)
たりしといへどもこれは全く鎖国時代の事にして
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
この
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
の
熱
(
あつ
)
い
午後
(
ごご
)
のこと、
町
(
まち
)
のはずれの
広場
(
ひろば
)
でいろいろと
手品
(
てじな
)
や、
唄
(
うた
)
や、
踊
(
おど
)
りなどをしてみせている
興行物
(
こうぎょうもの
)
がありました。その
中
(
なか
)
には、この
白
(
しろ
)
いくまのダンスも
混
(
ま
)
じっていました。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのうちに公園内の
興行物
(
こうぎょうもの
)
が皆はねてしまった。池の
周囲
(
まわり
)
の人影はすくなくなって来たが、
小女
(
こむすめ
)
は姿を見せなかった。彼は山の上のベンチや林の中のベンチに腰をかけて、疲れた足を休めなどした。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
遥か
彼方
(
あなた
)
の
境内
(
けいだい
)
の外れに、
菰
(
こも
)
張りの掛け小屋が立っていた。
興行物
(
こうぎょうもの
)
の掛け小屋であった。窩人達の
出演
(
で
)
ている掛け小屋であった。その掛け小屋の入り口の辺に、豆のような
灯火
(
ともしび
)
がポッツリと浮かんだ。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“興行”で始まる語句
興行
興行師
興行主
興行元
興行差止
興行者