“此折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このおり50.0%
このをり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此折このおりなにともおもはれず、めてかへりはとりでもべてと機嫌きげんられるほどものがなしく、すやうにして一さん家路いゑぢいそげば、けふこと/\くきてらうたゞ美尾みを病氣いたつきむねをいためぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此折このをりからした廊下らうか跫音あしおとがして、しづか大跨おほまた歩行あるいたのがせきとしてるからく。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)