“省略”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうりやく33.3%
しょうりゃく16.7%
はしょ16.7%
はぶ16.7%
カット16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は——彼を愛してはゐなくとも、深い友情を持つてゐる私は——いちじるしい省略しやうりやくに傷けられた。涙が湧く程ひどくきずつけられた。
以来は三度の食事も省略しょうりゃくするほどに時をおしみ、夜も眠らず、眠気ねむけがさせば眼に薄荷はっかまでさして、試験の準備に余念ない三千ちかくの青年が、第一高等学校の試験場にむらがり来たり
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
何ぼ自然主義だと云って、斯う如何どうもダラダラと書いていた日には、三十九年の半生はんせいを語るに、三十九年掛るかも知れない。も少し省略はしょろう。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
どんなにみんな周章あわてたでしょうけれども、皆のあわてた事など詳細くわしくお話しした所で何の御参考にもなりませんわね、ですから私省略はぶきます。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(内容三十枚。全文省略カット。)
二十世紀旗手 (新字新仮名) / 太宰治(著)