“はしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
端折97.1%
1.0%
片折1.0%
省略1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時お玉はふいと自分の饒舌しゃべっているのに気が附いて、顔を赤くして、急に話を端折はしょって、元の詞数の少い対話に戻ってしまう。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
はしょかけた。
鬼六 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
長浜村まで出てみれば、盆踊が始まっている。浜の砂の上に大きなを作って踊る。男も女も、手拭の頬冠ほおかむりをして、着物の裾を片折はしょって帯にはさんでいる。たびはだしもあるが、多くは素足である。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
何ぼ自然主義だと云って、斯う如何どうもダラダラと書いていた日には、三十九年の半生はんせいを語るに、三十九年掛るかも知れない。も少し省略はしょろう。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)