“衣通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そとおり50.0%
そとほし16.7%
そとお16.7%
そとほり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古事記には軽太子かるのひつぎのみこが伊豫の湯に流された時、軽の大郎女おおいらつめ衣通そとおり王)の歌ったもので「君が行日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
意富本杼おほほどの王が妹、忍坂おさか大中津おほなかつ比賣の命に娶ひて、生みませる御子、木梨きなしかるの王、次に長田の大郎女おほいらつめ、次にさかひの黒日子の王、次に穴穗あなほの命、次に輕の大郎女、またの御名は衣通そとほしの郎女
カルの大郎女はまたの名を衣通そとおしの郎女と申しますのは、その御身の光が衣を通して出ましたからでございます。
鬼子おにことよべどとびんだるおたかとて今年ことし二八にはちのつぼみの花色はないろゆたかにしてにほひこまやかに天晴あつぱ當代たうだい小町こまち衣通そとほりひめと世間せけんさぬも道理だうりあらかぜあたりもせばあの柳腰やなぎごしなにとせんと仇口あだぐちにさへうはされて五十ごとう稻荷いなり縁日えんにち後姿うしろすがたのみもはいたるわかものは榮譽えいよ幸福かうふくうへやあらん卒業そつげふ試驗しけん優等證いうとうしようなんのものかは
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)