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衣通
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そとおり
ふりがな文庫
“
衣通
(
そとおり
)” の例文
古事記には
軽太子
(
かるのひつぎのみこ
)
が伊豫の湯に流された時、軽の
大郎女
(
おおいらつめ
)
(
衣通
(
そとおり
)
王)の歌ったもので「君が行日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
衣通
(
そとおり
)
媛の藤原
郎女
(
いらつめ
)
であり、禊ぎに関聯した海岸に
居
(
お
)
り、物忌みの海藻の歌物語を持ち、また因縁もなさそうな和歌
ノ
浦の女神となった理由も、やや明るくなる。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
「播磨守殿ともあるべきお人が、それほどのことを御存じないか。そのむかしの
光明
(
こうみょう
)
皇后、
衣通
(
そとおり
)
姫、これらの尊き人びとを、お身は人間にあらずと見らるるか。但しは魔性の者と申さるるか」
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“衣通”で始まる語句
衣通姫
衣通郎女