“いそぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五十路57.1%
五十14.3%
五十年14.3%
五旬14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧しかる我やとも、えは求め得ず、常こがれ果敢なみしもの、子らが爲め、五十路いそぢ近く、やうやうと手に入りにけり。月拂ひ二十ヶ月とよ。中古の獨逸製とよ、眼がしらのあつくなり來る。
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
五十いそぢあまりの武士もののべ廿はたちあまりの同じ出立いでたちなる、六八日和にわはかばかりよかりしものを、明石より船もとめなば、この六九朝びらきに七〇牛窓うしまど七一とまりは追ふべき。
五十年いそぢのわが歌の世を
焔の后 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
あるじ一〇あふごをとりて走り出で、の方を見るに、年紀としのころ一一五旬いそぢにちかき老僧の、かしら紺染あをぞめ一二巾をかづき、身に墨衣のれたるを穿て、一三つつみたる物を背におひたるが、つゑをもてさしまねき