“枴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうこ40.0%
あふご20.0%
おふご20.0%
アフゴ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沙を運ぶ者は、ざるに容れておうこで担い、礁の破片を運ぶ者は、大きなあじかに容れて二人で差し担ってくのであった。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
荘主あるじあふごを捨てて手をつて笑ひ、一八渠等かれらおろかなる眼より一九客僧をおどしまゐらせぬ。
かけて東京へ引くは今のなるべし昔の人が須磨明石の月もおふごにかけてふり賣にやせんと冷評せしは實地となること日を待たじ故に地方漫遊のまた名所古跡一覽のと云ふ人は少し出立でたち
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
祝言の乞食者が持ち廻つた神器が、又謂はゞ一種の神座カグラでもある訣であり、同時に食器であり、更に運搬具でもあつたのだ。之を垂下し、又アフゴで担ひ、或は頭上に戴いても歩いて居た。