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枴
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おうこ
ふりがな文庫
“
枴
(
おうこ
)” の例文
沙を運ぶ者は、
笊
(
ざる
)
に容れて
枴
(
おうこ
)
で担い、礁の破片を運ぶ者は、大きな
簣
(
あじか
)
に容れて二人で差し担って
往
(
ゆ
)
くのであった。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そして、其の大きな男の
後
(
うしろ
)
にも
枴
(
おうこ
)
で差し担った
簣
(
あじか
)
が来ていたが、それにも人夫の一人が頭と一方の
足端
(
あしくび
)
を
衣片
(
きれ
)
でぐるぐる巻きにして
仰臥
(
あおむけ
)
に寝かされていた。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
為作はそう云い云い起ちあがるなり土間へおりて、壁へ立てかけてあった
枴
(
おうこ
)
を持って
戸外
(
そと
)
へ出た。源吉はびっくりして起きあがり
室
(
へや
)
の中をうろうろ歩いた。
放生津物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
枴
漢検1級
部首:⽊
9画
“枴”を含む語句
鉄枴仙人
枴童
鉄枴
鉄枴山