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薄髯
ふりがな文庫
“薄髯”の読み方と例文
読み方
割合
うすひげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすひげ
(逆引き)
声を懸けると三人が三人、三体の
羅漢
(
らかん
)
のように、御者台の上と下に仏頂面を並べたのが、じろりと見て、中にも
薄髯
(
うすひげ
)
のある一体が
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
校長は
薄髯
(
うすひげ
)
のある、色の黒い、目の大きな
狸
(
たぬき
)
のような男である。やにもったいぶっていた。まあ精出して勉強してくれと云って、
恭
(
うやうや
)
しく大きな印の
捺
(
おさ
)
った、辞令を
渡
(
わた
)
した。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
薄髯
(
うすひげ
)
を生やした、少し無精らしい角顔の背の低い男——いつでも眠そうで、無口ですが、そのくせ仕事には至って忠実で、障子も張れば、水も汲むといった肌合の人間です。
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
薄髯(うすひげ)の例文をもっと
(11作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄髯”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
夏目漱石
永井荷風
野村胡堂