“捺塗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なす50.0%
なぞ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして伊吹山は恰も其等の盟主であるかの如く、頂點のところに白い横雲が捺塗なすつたやうにやつぱり引懸つてゐる。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
通して捺塗なぞって見て下さい。その幻の消えないうちに。色が白いか何ぞのように、胡粉ごふんとはいいませんから、墨ででも、しぶででも。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)