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捺摺
ふりがな文庫
“捺摺”の読み方と例文
読み方
割合
なす
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なす
(逆引き)
それが分ったのは例の、どんじき屋の
懸障子
(
かけしょうじ
)
に、小次郎がいつぞや書いておいた文句を、誰か
捺摺
(
なす
)
り消して、こう新しい墨で書かれてあったからだという。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
全く彼れ自身に特有な思索と観察の力によって、次第々々に鍍金を自分で
剥
(
は
)
がして来たに過ぎない。代助はこの鍍金の大半をもって、
親爺
(
おやじ
)
が
捺摺
(
なす
)
り付けたものと信じている。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
全く彼れ自身に特有な思索と観察の力によつて、次第々々に
渡金
(
めつき
)
を自分で剥がして
来
(
き
)
たに
過
(
す
)
ぎない。代助は此
渡金
(
めつき
)
の大半をもつて、
親爺
(
おやぢ
)
が
捺摺
(
なす
)
り付けたものと信じてゐる。其
時分
(
じぶん
)
は
親爺
(
おやぢ
)
が
金
(
きん
)
に見えた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
捺摺(なす)の例文をもっと
(3作品)
見る
捺
漢検準1級
部首:⼿
11画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“捺”で始まる語句
捺
捺印
捺染
捺塗
捺羅僧伽補多跋摩
捺形
捺草
捺印的
捺印者
捺染物
“捺摺”のふりがなが多い著者
夏目漱石
吉川英治