“捺染”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしぞめ33.3%
なせん33.3%
なっせん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
之を要するに黒色繻子に藍鼠鹿子形捺染おしぞめメリンスの腹合はらあわせ帯にて幅九寸内外長さ八、九尺にして、片側は全部黒毛繻子、片側は黒毛繻子を折返し
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
大体染物は色にひたけるのが本式で、近頃流行の捺染なせんのように上から色を置くのは、本筋の仕事ではないように思います。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
これにも井桁に橘の紋が、それだけは判然と、胡粉ごふんようのもので捺染なっせんしてあった。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)