“染色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そめいろ92.9%
しみいろ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
染色そめいろは、くれない、黄、すかししぼり、白百合は潔く、たもと鹿の子は愛々しい。薩摩さつま琉球りゅうきゅう、朝鮮、吉野、花の名の八重百合というのもある。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
下町でも特別の土地へ行かねば決して見られぬあらい肩抜かたぬきの模様の浴衣である。それが洗いさらされて昔を忍ぶ染色そめいろは見るかげなくげていた。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
五月雨に麦は落穂も取りずて染色しみいろくろし土にかへらむ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)