“しゅし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
主旨19.4%
酒肆19.4%
種子16.7%
朱子11.1%
趣旨8.3%
朱氏5.6%
出仕2.8%
朱紙2.8%
珠子2.8%
酒巵2.8%
酒食2.8%
酒髟2.8%
銖錙2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、試合順しあいじゅんはきまりませぬ。御岳みたけ兵法大講会へいほうだいこうえ主旨しゅしは、世にかくれたる人材じんざいをひろいだすのが目的もくてきでもござれば」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道衍のこうを燕王に薦むるに当りてや、燕王ず使者をしてこうとも酒肆しゅしに飲ましめ、王みずから衛士の儀表堂々たるもの九人にまじわり、おのれまた衛士の服を服し、弓矢きゅうしりて肆中しちゅうに飲む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
属名の Lithospermum は石の種子しゅしの意で、この属の果実が、石のようにかたい種子のように見えるから、それでこんな字を用いたものだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
元々、東洋の法は、じんを本とし、苛烈な罰が目あてではござらぬ。なお、朱子しゅしことばにもある。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
将軍のところへ出入する情報局蒐集官しゅうしゅうかんたちは、きまって、将軍から同じ趣旨しゅしの質問を受けるのだった。
諸王をして権を得せしむるも、また大なりというべし。太祖の意におもえらく、かくごとくなれば、本支ほんしあいたすけて、朱氏しゅし永くさかえ、威権しもに移る無く、傾覆のうれいも生ずるに地無からんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そののち幾年いくねんって、おとこほうがあきらめて、何所どこからかつまむかえたときに、敦子あつこさまのほうでもれたらしく、とうとう両親りょうしんすすめにまかせて、幕府ばくふ出仕しゅししている
と、点簿てんぼの名に、朱紙しゅしって差出した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは古代支那銅貨や珠子しゅしなどの発見である。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
觥籌こうちゅう又何ぞ数えんといいて、快楽主義者の如く、希直きちょくは俗にして、いんしんに、酒のうれいたる、謹者きんしゃをしてすさみ、荘者をして狂し、貴者をしていやしく、存者そんしゃをしてほろばしむ、といい、酒巵しゅしの銘には
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕王弁疏べんそする能わざるところありけん、いつわりて狂となり、号呼疾走して、市中の民家に酒食しゅしを奪い、乱語妄言、人を驚かして省みず、あるいは土壌にして、時をれど覚めず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そこで主管にして使うことにしたが、他の店員にねたまれてもいけないと思ったので、許宣に金をやって店の者を河の流れに臨んだ酒髟しゅしへ呼ばした。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
銖錙しゅしの利を争いながらよく天地の化育をたすけつつありとの自信を有しうるに至るのである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)