“しゆし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
種子25.0%
終始25.0%
趣旨25.0%
酒肆25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏牙寺ぶつがじにまうできたりて菩提樹ぼだいじゆ種子しゆし日本にも渡れるをおもふ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
太い曲つた煙管きせるを左の手に持ち、少し耳が遠いらしく、顔を前に出して物を言つたり聞いたりせられる度に、右のに垂れた眼鏡の紐がゆるやかに揺れた。翁は終始しゆし偉大な微笑ほゝゑみもつて語られた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
さういふやり方は、肉體を増長させ、また本校の趣旨しゆししりぞけるものです。
其の美麗を極むといへども、以て衆を驚かし俗を駭かすに足れども、実は即ち米老(米芾べいふつ)の所謂ただ之を酒肆しゆしに懸くべしといふものにして、豈是士大夫の性情を陶写する事ならんや。
文芸鑑賞講座 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)